2005年12月09日

第30号 話題の薬、タミフルに対する誤解

最近、インフルエンザウイルスに作用するタミフル(資料ページ)について副作用が云々と言われているが、服用のタイミングを間違えている節があるようなので、その誤解を解いていこうと思う。
確かにウイルスそのものに直接作用する訳だが、潜伏期間中に服用するのが本来の服用の仕方なのである。
よって、説明書きにも症状発現40時間後における服用では改善データがないとされている。
また、この薬はウイルスの増殖阻害の薬であるから、発病後の服用では手遅れになる事もままあると言う事を良く念頭においていただきたい。
岐阜県において、少年が屋上から転落死したと言うのは、恐らく服用のタイミングが遅すぎて、ウイルスが脳にまで回った結果インフルエンザ脳症によってあのような結末になったのだと思われる。
つまり、「予防薬」的な性格を持った薬であると考えて使うのが妥当と見る。

インフルエンザのワクチンも効果的ではあるが、風邪を引いている時に接種するのはおすすめできない。
健康な時に接種しないと、余計に体調を崩す事もままあるからだ。
また、抗原抗体反応と言うのは、全く同型の遺伝子相手でなければ抗体は作用しないため、変異を起こしたウイルスには効果がない事が言えるので、接種したからと言って安心も出来ない。

タミフルの服用においても接種においても、良くご注意いただきたい。
伊達に「用法・用量を守って正しくお使いください」と説明書に書かれている訳ではないのだ。
今回のケースは、正しく用いていなかった事によって犠牲者が出た事を示しているのだ。
守らなければ死の危険と隣り合わせになるのだから。

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posted by 諸行無常 at 14:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
タミフルでマンションから転落死した少年についてですが、週刊誌によると37度に熱が下がってから外に出て行ったそうです。熱が下がってからでもインフルエンザ脳症の可能性ってあるんでしょうか?
Posted by YUYU at 2005年12月10日 23:11
>YUYU様

タミフルの効能は、ウイルスの増殖を抑えるためのものです。
体内の他の部位では駆逐できたのに、脳に回ってしまっている事もまた考えられます。
症状が軽快したからと言って、完治したと考えるのは早計なのです。
病気をネタに脅す番組もありますが、症状が軽快した後に悪化した例を散々取り上げているのは、そう言う事なのです。
Posted by 諸行無常 at 2005年12月11日 01:41
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